2018年4月29日日曜日

相浦駐屯地記念行事 観閲式編

長崎県佐世保市相浦駐屯地で行われた水陸機動団創隊、駐屯地63周年記念行事に行ってきました。
今回は水陸機動団の観閲式についてです。


 すでに会場にはAAVが待機。待ちに待った陸自迷彩のAAVを見れてこれだけでも感動です。
その後、部隊入場
左から本部付、第1水陸機動連隊、第2水陸機動連隊、戦闘上陸大隊、特科大隊、偵察中隊、施設中隊、後方支援大隊、教育隊、それと相浦駐屯地の業務隊、会計隊です。
水陸機動連隊は将来的に第3連隊まで増える予定です。
水陸機動団の隊員装備が他とは全く違うことがやはり目を惹きます。
ブーニーハットにチェストリング、迷彩ベルト、タンカラーの半長靴など他では装備していないものばかりです。
業務隊と会計隊は一般的な装備なので水陸機動団のみが上記の装備が配備されているみたいです。
訓示と祝辞の後、観閲行進がはじまりました。整列していた隊員が退避して準備するまで人数が多いのでかなりかかりました。
水陸機動連隊は上陸装備で登場、ヒレと膨張型のライフジャケットを身に着けています。
後半の隊員はボート用のヘルメットに登攀装備で登場。浜辺への上陸だけでなく幅広い上陸、逆侵攻が可能だということを物語っています。
その後は彼らの相棒と言うべき複合艇です。通常の牽引車の上に乗せているだけのようでボートに対して小さいのがやや気になります。牽引している高機動車には通常の鉄帽装備の隊員が乗っていました。

 中距離多目的誘導弾は戦車を持たない彼らにとって直接攻撃できる最大の火力ではないでしょうか。車両から外して運用もできるそうなのでそういう場面も見てみたいです。
支援火力は120mm迫撃砲、空挺と同じく軽装備である以上これが最大限の野砲です。
施設中隊はダイバー姿で登場、事前に目的地に接近して障害物を排除することになるので通常の施設科とはかなり違う役割になりそうです。


もちろん通常の施設車両も持っていますが浜辺をならしたり、上陸支援なのでグレーダーやバケットローダが中心のようです。通常ならショベルの腕が回転する掩体掘削機を装備するはずですが通常のショベルカーになっています。防御陣地構築するわけではないので延滞掘削とは目的が違うっていうのがあるのかと思います。
戦場での通信インフラを構築するアクセスノード車です。これまで見たことありませんでしたがここには大量にいました。もちろんそれは必要だから十分な量を配備したのでしょう。

野外手術システムまで保有していました。他所からの借り物ではなく機動団保有です。完全に独立運営できるだけの装備を保有していることになります。
そして最後はお待ちかねの戦闘上陸隊のAAVの登場です。同日にはニコニコ超会議にも1両参加していますがこちらには6両やってきました。現状何両が国内で運営されているのでしょうか?
AAVの最後尾は回収車でした。
まさかこんなのまでいるとはビックリです。間近でもっとよく見たかったのですがその機会はありませんでした。