2018年5月1日火曜日

相浦駐屯地記念行事 装備展示編

今回は展示された装備品の紹介です。


 まずは目玉のAAVです。車両の前では上陸装備姿の隊員が立っていました。

間近でみるとその大きさに圧倒されます。そしてこれまでのNATO迷彩から自衛隊迷彩へと塗り替えられ身も心も自衛隊になった姿です。若干塗装にムラがあるような気がしますが気にしないことにします。
たしか側面の追加装甲も購入していたと思うのですがそれは取り付けられていませんでした。そのことを隊員の方に聞いてみればよかったんですが失念していました。
訓練展示ではバリバリ撃ちまくっていた12.7mm重機関銃(左)と40mm自動擲弾銃です。対人、対軟装甲にはこれで充分な威力を発揮することでしょう。隊員の降車後も盾となり支援火力となって活躍するはずです。
もう一つの水陸機動団の代表装備というべき複合艇です。エンジンが外された状態で展示してあり、こちらは特別な改修などはされていないみたいです。
案内役に立っていた隊員さんは極地用の防水服を着ていました。ものめずらしさで人も集まっていましたが如何せん冬季の海など寒い場所で着るものなので式典当日の炎天下では暑いらしいです。

アクセスノード車も展示してありものめずらしさででじろじろと見ていました。戦場での通信インフラとして通信ネットワークを構築するわけですがジャミング対策とかそのあたりがどうなっているのかなど気になります。

あっちこっちハッチがありけっこう複雑です。模型で再現するには意外と手がかかりそうです。
あくまで通信設備が載っているだけかと思っていましたが中に乗り込んで作業することも可能のようです。
野外手術システムも展示してあります。滅多におめにかかれるものではなくこちらは内部も見せてもらえました。ただし、撮影不可なので画像はありません。まさに手術室そのものといっていい充実した設備でした。
浄水セットも展示してるのははじめて見た気がします。
多目的誘導弾も展示してあります。助手席の操作パネルらしい部分はカバーで隠されていて見ることができませんでした。
展開と格納を定期的にデモンストレーションしていました。
ショベルカーが斜に構えてやたらかっこよく展示してありました。何度見てもやっぱり市販品と大差なさそうです。あるとすればライト関連が違うくらいかと思います。
M24対人狙撃銃が展示してありました。塗装は専属の隊員自らが行うそうです。
狙撃担当の方がいましたがギリースーツは着ていなくて普通の格好でした。ストックにテープを巻いてあったりかっこいいですね。
無反動砲カールグスタフM3です。2012年から配備が始まったもので配備されているのは現状水陸機動団と空挺団くらいのはずです。
ただ、これの後継のM4が2014年に発表されたのでもし導入のタイミングが遅ければM4だったのかもしれないと思うと少し残念です。
この変なのは60mm迫撃砲Bです。右側の円錐部分を地面に当てて使用します。
これが配備されているのはおそらく水陸機動団くらいです。
手で支えながら撃つわけですがどうやって角度調整(飛距離調整)するのかと思ったらそれは感覚なんだそうです。あと撃つ時は防熱手袋をして砲身をもって発射時の熱で火傷しないようにするそうです。
その隣が81mm迫撃砲です。普通科に配備されている陸自では一般的な迫撃砲です。
さらに120mm迫撃砲、特科の155mmりゅう弾砲が使えない水陸機動団にとっては貴重な砲です。

やはり余所では見られないような装備ばかりで見に行く価値のある場所でした。